流行りものなので見に行った。ハリウッドものなれば、フランス国内でみんなが英語で会話しているのもご愛敬。難解」との前評判だったが、高校世界史+α程度の一般教養があれば別に難しくもなし。「わけわからん」とか叫ぶ人は自分の無教養さを鼓舞しているこ…

往年の名作?おいろけ漫画の実写版。「いや〜ん、まいっちんぐ！」の決めポーズはあれど、エロシーンは皆無。異能監督河崎実の監督作品だけあって、B級特撮感全開。見る価値は欠片もない、というのがこの作品に対する最大の賛辞だろう。そして、ほんとに見る…

突っ込みどころ満載だけど、おばかアクションエンターテインメント映画なのだからそれを言うのは野暮。ヒップホップとかぶるであろうアメリカの郊外型有色人種低所得者層の文化・風俗が学べる。日本ではスポーツ系車のチューンとドレスアップ系は別れちゃっ…

元々舞台ミュージカルを映画にしたとのことだが、舞台作品を映画化した場合に良く見られる大阪的こてこて感たっぷり。あか抜けない感じが何ともいやはや。主演のネイサン・レインは日本で言えば西田敏行的な俳優なのか。あか抜けない女優を演じていたユマ・…

ホテルを舞台にした1ナイトストーリー。 三谷作品はベタであざとい。 ベタな作りだからこそ、汎世界的な興業を目的とするハリウッド映画と同様の分かりやすさを有する。 あざといほどの情報を与えるからこそ、推理小説と同様の「頭脳ゲーム」的な錯覚を与え…

『ラストサムライ』よりも更に強引に力業でハリウッドに持って言った映画。 普通に、東洋人の顔をした俳優さん達が英語で会話するのもびびるし、主演女優他が香港女優、中国女優って言うのもなんだかなあ。 まあ、そんなこと言えば、西田敏行主演、全編日本…

「THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS」ファンの私としては「コープスブライド」には大きな期待を抱いて劇場に向かった。 「ナイトメア」では主人公ジャックのジレンマに共感し、サリーの純情さにも心打たれたのだが、「コープスブライド」では根性無しな主人公…

キチガイ系ミュージカルファンタシー映画。 ティム・バートン監督は好きだが、ここまでけれん味のある作品がメジャーになって良いのだろうか。子供はうなされそうである。 キャラクターや各シーンを描写するだけで手一杯になり、ストーリーやドラマの印象が…

ゆるゆる系『ここは俺が!!』的男アクション映画。原作未読の立場から言わせて貰うと、全体的に消化不良。某国工作員のバックボーン、特に女性工作員の背景が全然分からないし、全体的にはしょった感じがぷんぷん。真田広之演じる主人公は青すぎて共感出来な…

宇宙人に侵略され、逃げまどうパニック映画。以下、ネタバレ注意。 宇宙人の侵略兵器がトライポッドと言う三脚歩行兵器なのだが、どこからどうみたって『ヤマトよ永遠に』に出てきた「掃討三脚戦車」にしか見えない。原作はヤマトよりもずっと古いから『ヤマ…

『KILL BILL』の元ネタ映画。復讐物。残酷シーン、幼女ヌードシーンなどケレン味満載。原作者の小池一夫と言えばまず「キャラ立ち」ありきの作風で知られているが、この作品の主人公である雪はケレン味がありすぎて感情移入出来ず。修羅雪姫 [DVD]出版社/メ…

リチャード・ギアかっこよすぎ。しかし、原作の主人公は普通の冴えないサラリーマンだったのだが、リチャード・ギア演じるサラリーマンはアメリカの中流サラリーマンなのだろうか。某嬢はこれからサルサダンスを始めることにしたらしい。Shall We Dance ?(初…

カンフー系バカ映画。ブルースリーやジャッキーチェンの正統派カンフー映画を下敷きに、『北斗の拳（武論尊/原哲夫）』、『魁!男塾（宮下あきら）』系の味付けをして、島本和彦テイストを加えて、CGで仕上げた感じ。元旦から最高に笑わせていただいた。同監…

同じく三谷幸喜脚本の『12人の優しい日本人』を彷彿とさせる、舞台劇を下敷きにした密室劇。何はともあれ、役所広司の好演が光る。稲垣吾郎なんて、婦人警察官暴行事件のイメージしかなかったのだが、なかなか好演。とは言え、役所広司の前ではかすんでしま…

クライミングDVD。日本のフリークライミング第一人者、平山ユージが、うちの近所の城山（静岡県田方郡大仁町）や鳳来（愛知県設楽郡鳳来町）など、7つのゲレンデの超絶難度サイトを登っている。アップシーンばかりで、平山ユージ本人による解説が入っており…

原作と映画とは別物だと思わなければいけないと言うのは分かっているのだが、原作に思い入れがあると、完全に分離して考えるのは困難だ。 しかし、しかしだ、『われはロボット（アシモフ）』では、ロボットは反乱なんてしない。原作では絶対的にすり込まれた…

モダン・バレエ映画。バレエ自体観たこともないし、良く分からないが、クラシックバレエのイメージくらいはある。しかし、モダンバレエはほんとうに分からない。歌舞伎に対するスーパー歌舞伎みたいなものなのか。作品自体は特にストーリーがあるわけではな…

海洋映画。海は好きで、それなりに勉強もしているがこの映画で新知見多数。やはり、動画は、文字や写真に比べて、情報量が著しく多い。深海生物の発光は知っていても、その発光リズムは今回初めて知ったし、海中を海鳥が泳ぐのは知っていたが、あんなに縦横…

ダイビング映画。この作品をきっかけにダイビングを始めた人は多かったと言う。学生だった頃の自分がリアルタイムでこれを見ていたら、憧れよりも反感を抱いたことだろう。この中のクルーザーやマリンスポーツを見ていると、学生だった自分には手が届かなか…

在日コリアン部落映画。今流行の韓流っつうことで(?)。とにかく全編で叫ぶ、怒鳴る、暴れる、と直接的なパワーが迸る。挿入歌も洗練されておらず、70年代フォーク調のべたな感じだが、これまた荒削りなパワーを感じる。主演の山本太郎もこの荒削りな迫力にマ…

ガンダムのプラモデルPGシリーズにおまけで付いていたDVDの総集編。ローソンのみの限定発売だった。1話5〜10分で、ほぼ全てCG作画（一部2Dあり）。1〜5に向けて徐々にCGの品質が上がっており、CGはまさに日進月歩だと言うのが実感される。 http://www.b-ch.c…

ポルノパロディ映画。フラッシュ・ゴードンのポルノパロディ。チープな特撮の品のない内容に苦笑。フレッシュとカタカナで書くと、fresh（新鮮な）を想起する人が多いのだろうが、本作のタイトルはfleshであり、肉とか、肉棒とかの意がある。言語題のカタカ…

女子高生ジャズ映画。『ウォーターボーイズ』の矢口監督の作品だけあって、内容的には同工異曲かと思いきや、細かい所でいろいろ違和感を感じる。漫画的誇張表現を実写でやるのはいいのだが、食べ物や楽器を粗末に扱う手法には馴染めない。また、主人公達の…

子供用映画。内容はまんまスパイキッズ。新規ファン（お友達）にも往年ファン（大きいお友達）にも楽しんで貰おうと言う制作意図は良く分かる。見ようによっては、帯に短し襷に長しなのだろうが、クラシカルな部分と新しい部分が高い次元で融合しているとも…

中国時代アクション映画。「ここは俺が!!」的な漢（おとこ）物を好きな身としては、タイトルからして甘々で見る気もしなかった。しかし、中国語の原題は『十面埋伏』で、英語題は『HOUSE OF FLYING DAGGERS』だと言う。このタイトルならば見る気になる。邦題…

ゲームを実写化したアクション映画。B級コスプレっぽいキャラが多いのだが、我が愛しのザンギエフだけはそっくり。これ、今作ったらCGとワイヤーアクションバリバリなのだろうなあ。突っ込みどころ満載過ぎて言い出したらきりがない。スト2への思い入れがあ…

この映画を単純に「反戦」と捉えるのはいかがなものかと思う。勿論、背景に戦争があるのは確かなのだが、悲劇は全て戦争のせいだとするのは短絡的であり、そこで思考を停止したら悲劇は無くならないのではないか。悲劇を生み出すのも感じるのも人の心なのだ…

アメリカンオールデイズ青春群像映画。ビデオでも所有していたのだが、DVDで安く出ていたため買い直し。ジョージ・ルーカスの出世作だが、ここから『スター・ウォーズ』に繋がると言うのが良く分からない。傑作かどうかは分からないが、もう5回以上は繰り返…

正統派冒険活劇アニメ。一枚絵として見た場合の絵の美しさは素晴らしい。しかし、漫画やアニメーションの売りの一つは、線の整理による抽象化ではなかったのか。情報量が多すぎて、主題となるものを読み取るのが困難だ。 ストーリーは結構好きなのだが、構想…

アーサー王物語をモチーフにした映画。元ネタを知る身としては噴飯物。これをアーサー王物と名付けて公開するセンスに鼻血が出る。ラスト・サムライを見て我々が憤るのと同じくらい、イギリス人は憤っているだろう。ランスロットとギネビアの密通は何処に行…