SAYURI

ラストサムライ』よりも更に強引に力業でハリウッドに持って言った映画。
普通に、東洋人の顔をした俳優さん達が英語で会話するのもびびるし、主演女優他が香港女優、中国女優って言うのもなんだかなあ。
まあ、そんなこと言えば、西田敏行主演、全編日本語の『敦煌』なんてのもあったし、『グラン・ブルー』の英語版『グレイトブルー』なんてのもあったか。
我々日本人は、外国語をありがたがり、子供以外は字幕に拒否感を示さない。
しかし、ハリウッド映画が頑なに英語を押し通すのは、

  1. 文化的優位を強調する
  2. 顧客の識字率の低さを考慮

との事情からなのか。
日本映画として考えれば、言語も考証もなっていないが、ハリウッド製と言うことを考えれば、十二分に日本文化を表現していると言えるのか。
出発点をどこにおくかで評価が分かれることだろう。
どちらにせよ、ストーリー的には陳腐と言うかなんと言うか。
少女時代の千代(さゆり)を演じていた大後寿々花に萌え。
チャン・ツイィーなんて目じゃないね。

SAYURI [DVD]

SAYURI [DVD]