駅前の歩き方(森田信吾)
この本で扱われているのは「常食」。B級グルメと似ているが、各地方でしか食べられず、名物ではなく土地の人々が普通に食べているもの。そして、地元の人にとっては、それが他所では食べられないものであることすらも意外である食べ物。
この作品では8つの常食が紹介されている。
- 「伊那のローメン」
- 「静岡の(桜海老)かき揚げそば」
- 「秋田のババヘラアイス」
- 「大泉町のブラジル料理」
- 「富士宮の焼きそば」
- 「長崎のトルコライス」
- 「行田のふらい&ゼリーフライ」
- 「大阪の夫婦善哉」
確かに「名物に美味いものなし」とも言われるし、美味い名物は全国どこででも食べられるからこそ、旅先ではその地方でしか食べられない「常食」をこそ食べたいものだ。名著『孤独のグルメ(久住昌之/谷口ジロー)』には及ばぬものの、その匂いを受け継ぐ流浪グルメ本。
- 作者: 森田信吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: コミック
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