Bird head

yano_zeon2007-10-10

最近、経済小説・伝記小説家である城山三郎を読み出した。
石田禮助を主人公にした『粗にして野だが卑ではない』や、渋沢栄一を主人公にした『雄気堂々』、石坂泰三を主人公にした『もう、きみには頼まない』などを読み継ぎ、広田弘毅を主人公にした『落日燃ゆ』を手にした。
数ページ読んで、既読感を感じ、10ページ程読み進めて、それが確信となった。
この本、読んだことあるよ...
多分、高校時代の乱読期に読んだ一冊。
読んだ本を忘れてまた購入して読み始めるなんて、穴の空いた柄杓で水を汲むようなもので、知識が貯まるはずもない。
しかも、過去の自分の日記を読み返すに、
2002年3月19日『がむしゃら1500キロ(浮谷東次郎)』
http://d.hatena.ne.jp/yano_zeon/20020319
2002年1月頃『パーキーバットの日々(P・K・ディック)』
http://d.hatena.ne.jp/yano_zeon/20020322
2004年6月27日の『ドイツ参謀本部 その栄光と終焉(渡部昇一)』
http://d.hatena.ne.jp/yano_zeon/20040627
と、三冊も既読に気付かずに読んでしまい反省しているではないか。
「二度あることは三度ある」とは言うが「仏の顔も三度まで」であり、四度目はどうも頂けない。
この三歩歩いたら忘れる鳥頭をどうにかしたいものである。