Nonequivalent exchange

yano_zeon2006-09-23

人は何かを手に入れるためには何かを支払わなければならない。しかし、手に入れるものと支払うものの価が等しいとは限らない。もしも常に等価で交換されるのならば、わらしべ長者なんて生まれるわけもない。誰もが頑張っているのに結果に差が出るのは、何を何と引き換えるのかの選択が異なっているからだ。しかし、大きな代価を支払って購ったものは身に付くし、容易く手に入れたものは容易く身から離れやすいものだ。
私の経験則は「自腹を痛めないものは身に付かない」である。だから、自分を高めるためのコストを惜しまないようにしている。転職し、地元に帰ってからこの方、仕事は忙しいし、家事にも追われているが、多忙にかまけて眼前のものを処理しているだけでは先に進めない。そう思い、会社で所属している産学官協同の研究会が主催するManagement of Technologyコースの講習会に参加することにした。
売り文句はこんな感じ。

ベンチャー企業の視点に立った企業創造やマーケティング、金融取引、知財戦略等、技術者が知らなければならないことや経営的な観点からものを見る能力の習得を通して、知的クラスターの研究成果を基にした新製品・新技術の創出に果敢にチャレンジするアントレプレナーシップを持った次世代の研究者・技術者を育成します。

土曜日9時〜12時までの10回開講。この選択が間違った結果にならないように、コストに見合うだけのものを手に入れたい。