Marketable skills

お盆に帰省してきた妹に合わせ、父が病院から一日だけ外泊許可を貰って、一月ぶりに我が家に帰ってきた。昼間は妹二人が温泉に連れて行き、私は仕事を定時に終わらせ、夕飯だけ共にした。もう、回復なんて期待しておらず、病が進行しなければそれだけで十分だと思っているのだが、どうにも病は進行している様子。素人たる身内の立場としては転院を考えたくもなるが、それが吉と出るかも分からぬ。とりあえずはプロたる医者にまかせておくしかない。
父の就寝後、久々に元理容師の妹に散髪して貰った。職を離れて一年ほど経つ妹に腕は錆付いていないかと訊ねるも、時間は余分にかかるが出来映え自体は変わらぬと言う。思えば、病のため、日常生活がスローになっていた父も、散髪の時だけはそれまで通りの手順と腕前を保っていた。一度身に付いた技能は、そうそう簡単には身から離れぬものなのか。
考えて見れば、最近はとんとご無沙汰していて月に2度程しかダーツに触れる機会がないが、それでも意外な事にレイティング5〜6から外れぬ程度には投げれている。自転車の運転や散髪同様、ダーツも身に付いた技能だと言うことなのだろう。
明日は会議と研修のため上京。手に「口に糊する」職を付けたいものだ。