セックスとニューヨーク(キャンディス・ブシュネル)

ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」の原作。ニューヨーク在住女性のセックスライフを赤裸々に著しているとは言え、出てくるのはセレブ系の人達ばかり（特に男性）。出版当時はともかく、現在ではそんなきつい内容ではない。映像化されてテレビ放送されれば確かに刺激的ではあろうがあいにくとドラマの方は未見。日本で負け組とされている30代独身女性は有る意味ニューヨークでも負け組なのだが、それなりに居場所はあるようだ。もっとも、それは美しかったり、キャリアがあったりする場合に限るのだが。中に「人口密集地に住んでいるとホルモンバランスが崩れて異常な性行動に走る」云々とのくだりがあったが、納得。生物たる人間は人口密集地では同性愛やフェティシズムなど生殖に結びつかない性行為を行って人口増加を自然に抑えているのだろうか。だとすると自然豊かな田舎で沢山子供を作りたくなるのも納得出来る。テレビドラマの方もDVDでも借りて見てみようかなあ。

セックスとニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)