Looming fears

ホラー映画は安心して見ていられる。
どんなにショッキングな場面であろうとも、心の準備が出来ているからだ。
隣席の同僚が昨日からインフルエンザで欠勤している。
幼稚園に通う娘共々高熱を出して寝込んでいると言うのだから、娘さんから感染したのだろう。
そして、隣席に居た私も当然インフルエンザに感染しているのだろうが、まだ発症していない。
私も気管支に違和感を感じており、数日以内にインフルエンザが発症する可能性が高い。
予見出来る危機、恐怖に予防策を講じないのは怠慢であり、そんな怠慢な人物は一人前とは言えない。
夜はダーツにも行かず家で暖かくして読書し、努めて栄養のある物を摂取している。
これで発症するのならばやむなし。
惜しむらくは、欠勤している同僚の煽りで仕事量が増加しており、来るべきインフルエンザに備えて前倒しで仕事を進めるどころか、残業、休日出勤を余儀なくされていることか。
風邪は天下の回り物、相身互いであるので、風邪を憎んで人を憎まず、粛々として、発症を待つ。
男なれば、エイズのキャリアであったとしても、ガンを告知されても、このように泰然自若として過ごしていたいものである。