Long and Decadent day

朝6時頃、ヒャクリドウ、影両君と共に帰宅。私は即就寝したのだが、ヒャクリドウは7時まで起きていてエウレカ7を見ていたようだ。日曜の朝はおたくにとってゴールデンタイムらしい。

のそのそと13時頃起床し、近所のファミレスで食事、スーパー銭湯で入浴。
休む間もなく、街に向かい、16時には待ち合わせしていたK-TR氏、EC氏と5名でメイドカフェ「スピナッチ」。日曜日とはいえ16時にほぼ満席。飲食店を経営するK-TR氏、EC氏は大繁盛している近隣他店を見た途端に目が戦闘モードに変わり、お茶しながらも視線は店内チェックに走る。雑談しながらの話題はメイドカフェ分析。EC氏はカルチャーショックを受けているのか視線が落ち着かず挙動不審。K-TR氏はメイドさんにケチャップでオムライスに「ケンケン、ハート」と書いて貰いご満悦。ヒャクリドウ、影の両君はメイド喫茶自体慣れているので普通に和んでいる。前回来店した時にはゴシック系のメイドさんで今一萌えられなかったのだが、今回居たメイドさんは普通に可愛いく、オタク臭もしなかったのでかなり当たり。

店を出るも興奮冷めやらず、もう一軒のメイド喫茶「メイドール」へとはしご。こちらは、「正統派オタク用メイド喫茶」と言った趣で、おしゃれ、サブカルゴスロリメイドカフェ「スピナッチ」とは大分雰囲気が異なる。1500円出すと、メイドさんが30分つきっきりで、おでんを「ふ〜ふ〜」しながら食べさせてくれるサービスがある。ここまで来ると風俗のようだ。我々は普通にドリンクのみ頼み、店内チェック及び雑談。客層を見るにこちらの方が「痛い」おたく客が多い。とは言え、世間様にとっては同類なのだろうから、平均年齢33才の男5人で来店した我々に彼らを蔑む余地はない。退店時には二階階段踊り場で見送ってくれるメイドさんを一階部分からしゃがんで見上げるK-TR氏。見せパンならぬ見せドロワーズ(かぼちゃパンツ)だとは言え、K-TR氏のどん欲な姿勢に頭が下がる。

「同人誌ショップ」の看板を見つけ、勢いで入店。同人誌ショップ未体験のK-TR氏、EC氏に紹介するつもりが、いつも行く「コミックとらのあな」などとは店の様子が異なる。店員も女性オタク風のみ、客も女性のみ、品物もやおい系のみ。ぬう、腐女子やおい好きおたく女子)用の店だったのか。そそくさと出て行く先客を見て申し訳なし。我々がエロ本を物色している時に物見遊山な女性が冷やかしでどやどや入って来たようなものなのだから、彼女にとっても店にとっても迷惑千万なことだったろう。

同人誌ショップを出た後は店を開けなければいけないEC氏と別れ、4人でダーツバー「ブリス」へ。この店は初来店だったのだが、ダーツオタクの香りがせず、なかなかおしゃれ。普通のおねーさんとデートに来るにはいいかも知れないが、ダー馬鹿には物足りない感じ。とは言え、我々4人ならば他客がおらずとも存分に仲間内で死合える。影とK-TR氏は二人で延々とメドレー。セオリー通りに責めるK-TR氏に対し、影は15とBULLで一気にまくる「影流まくり」で応戦。K-TR氏は戸惑い、悲鳴。いくら先攻していても最後まで気を抜けない。

ブリスを退店し、ヒャクリドウ、影両君は浜松に帰るため離脱。K-TR氏と二人、フィリパブやブラジルパブと比較検討した末、小動物系元オカマのマスターが居る変態系バー「アプロディーテ」へ。良識派の二人が離脱したため、話題はディープな下ネタへ。とは言え、デカダンなエロスを語るためには高尚な教養が必要なので、心理学や生理学、社会についての熱いディベートへとスピンアウト。語る内にK-TR氏の旧友である某氏が来店。「素晴らしいおたく」と過分なほめ言葉で紹介されたからには何かぶちかまさねばと緊張。某氏は極真会館系の格闘家とのことなので、「梶原一騎」「極真空手の現状と問題点」などで1時間程熱い会話を交わす。どうにか期待を裏切らず、おたくの面目を保てたろうか。

24時頃、K-TR氏共々、EC氏を訪ねダーツバー「アースコア」へ。火曜日からのトーナメント表を作成しているEC氏を尻目に常連のGido-君らとまったりダーツ。店員の某女史と「罰ゲームはチャイナ服」メドレー勝負。ちなみにこの店ではメドレーは「牝奴隷」と変換するらしいので、皆もメドレー→牝奴隷と脳内変換するように。元々実力がない上にしこたま飲んでいたため勝負を落とす。いつも他人に「負けたんだからいさぎよく着ろ」と言ってる手前、拒否出来ず、男らしく正々堂々とチャイナ服を着用。Gido-君達は大喜び。
大学時代はケイバーゲイバー「黒蝙蝠」のチィママ「春麗ちゃん」として、毎年学祭のおりには青いチャイナ服を着て学内を闊歩していた私である。そんじょそこらの小娘とはチャイナ服の年期が違うよ。とは言え、10年以上ぶりのチャイナ服であり、紅顔の美少年だった昔とはわけが違う。年は取りたくないものだ。「昔はもっと綺麗で、行き交う人達がみんな振り返り、モテモテだったのよ」なんて場末の年増ホステスみたいな負け惜しみを言いたくなるが、じっと我慢。
へろへろになり、26時頃退店。就寝。

長く退廃的な一日だった。