Least said, soonest mended.

他人様から「口が悪い」と言われることが多い。昔からその傾向はあったのだが、最近また言われることが多くなったのは、新たな友人が増えつつあるからだろうか。っつうか、mixiにおける私の紹介文がみなそんな感じなのだから、旧友達もそう感じていると言うことだ。
そう言うキャラ設定にしていることもあるから、意識して悪口雑言を放つことは多く、その点で「口が悪い」と言われることはやむを得ない。この場合の悪口は反応して突っ込んで貰うためにやっている「ぼけ」であり、確信犯である。
問題は、それが癖になっているのか、それとも私の人間性が邪悪に出来ているのか、ごく自然に「素」で対応している時、または好意で対応している時に「口が悪い」と言われることである。
例えば相手が「お菓子のろうほが...」と言った途端に「しにせでしょ」と合いの手を入れるような場合。悪意はない。揚げ足を取るつもりもない。恥をかかせるつもりもない。話の腰を折るつもりもない。好意ですらなく、脊髄反射的に突っ込んでしまうのだ。しかし、こちらがどういう意図で発言しようとも、相手は悪意を感じたり、揚げ足を取られたと感じたり、恥をかかされたと思ったり、話の腰を折られたと思ったりする。無論、好意だと感謝されたりすることはない。これがつらい。
また会話中に相手の論旨の疑問点や論理的矛盾を問うて、相手からの更なる反論や説明を待っているだけなのに「口が悪い」と言われることもある。無論、相手の人間性を否定する意図などさらさらない。内容の正当性云々以前に「反論をされた」と言うだけで反感を感じたり、恥をかかされたと思う方が多いのだろう。
でも、少し言い訳をさせて貰うと、学生時代には同級生、先輩、後輩、教官共にみんなそんな感じだった。その場では確かに痛いけど、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」って感じで、身内で突っ込んで貰った方が、よそで恥をかくよりもよっぽどましだと思う。また、「知的ゲーム」として、ディスカッションの技術や論理的思考能力が磨かれていくし、そう言う会話自体が楽しかったんだよな。
キャッチボールの技術を持たない人に速球をぶつけるが如く、論理的思考能力や議論能力の無い人間にそう言う発言をすると、言い返せずストレスが溜まってしまうのだろう(こういう発言自体が敵を作るのだと言うことは分かっているのだけど...)。
そう言う会話は人を見てするべきなのだろうが、ついつい反射的に突っ込みを入れてしまう。是正して行かなければなるまい。
「口は災いの元」。