秘密の新選組#1(三宅 乱丈)

「優れたSFは一つの大きなフィクション(嘘)を大前提に、緻密なディティールでシミュレーションするものだ」と言うが、「新選組幹部にいきなりオッパイが出来たら」なんてのは明らかにお馬鹿の領域である。掲載紙が「マンガエロティックF」であり、連載開始時期が新選組ブームのまっただ中だったからとは言え、あまりにも安易であり、だからこそギャグマンガに必要な「本質的な馬鹿馬鹿しさ」を獲得している。
新選組」の世界に対する基礎知識があればこそ、この趣向が生きてくる。

秘密の新選組 1巻

秘密の新選組 1巻