Mucha

朝目覚めると携帯が見あたらぬ。昨夜某君の車の中に忘れていたので、某君宅を訪ね、携帯を受け取る。毎度のことながら某君のご母堂に「うちの・・・ちゃんはあなたのおかげで結婚が決まったのよ。あんたも早く結婚しなさいよ」と檄を飛ばされる。ありがたい気もするがが、おばちゃん、自分で「こうやって言って貰える間が花なのよ」と言ってしまってはありがたみがないよ。
携帯を受け取った後は一昨々日が命日だった亡母の墓参。誰ぞが直前に来ていた模様で、まだ新しい花が供えてあった。勿体ないが、少し傷んでいたので、持参した供花と交換する。
墓参後には某嬢と合流し、カフェ「Omoya」でオムライス。目茶混みで待たされた上に、料理も美味くなく、値段もそれなりに取られる。やはりカフェなんて所は雰囲気を楽しみに行く所であって、食事の質云々言ってはならないのだろうか。そして、こういう質的にも量的にも不満足な食事に限って消化が悪いのか腹にもたれて気分まで悪くなってしまう。
食後には前から楽しみにしていたアルフォンス・ミュシャ展のため、浜松市美術館*1へ。
商業作家としてのミュシャの業績は、日本では竹久夢二と対比されるが、その質においてはミュシャが夢二を凌駕している。とくに素描や原画を見るとその実力が際だつ。ミュシャは、アーティストと言うよりデザイナーとして成功し、近代的デザインの先駆者となったのだろう。個人的には堪能したが、同行した某嬢は余り楽しめなかったようだ。文化や芸術に理解のある女と付き合いたいものだ。


ミュシャ展の後はウインドウショッピングに興じ、夕食はちゃんこ鍋。梅雨時であろうと、真夏であろうと鍋はいい。温野菜をたっぷりとれるし、スープが美味い。雑炊まで味わい、二人で4000円程。
食後、某嬢を自宅まで送り、磐田で某君をピックアップ。静岡市内で開かれたダーツ大会に出場していた二人と藤枝の「プールフリークス」でランデブーし、しばしダーツ。25時頃まで投げ、某君を浜松まで帰る二人に託し、静岡へ帰る。