さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学(山田真哉)

身近な事柄を題材にした会計学の入門書。とりあえず話題だからおさえてみた。新書なのに読了に1時間かからなかった。読みやすいとの評はまさにその通りだが、あまりに内容が薄すぎないだろうか。とは言え、内容が薄くないと、今時のベストセラーたりえないのだろう。メジャーなものをメジャーであるがゆえに忌避するスノッブにはなりたくないが、こんな内容の薄いもののために時間とお金を使いたくない。無論、入門書のニーズはあるだろうし、その存在を否定するつもりもないが、「新書」ゆえ、アカデミックで内容の濃い本を期待してしまった。この内容ならば、B5版くらいにしてイラストや写真を多用した方がいいのではないだろうか。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)