Grave

亡母の墓参に行った。
実家近くで懇意にしていた生花店に赴き、「供花を適当に見繕ってください」と頼んだら、「お母さんは派手好きな人だったし、母の日も近いから」と、赤やピンクのカーネーションを中心にした供花を渡された。
派手な供花を携えて寺に着くと、亡母の墓前には、しなびてはいるが深紅の薔薇が供えられていた。カーネーションごときでびびっていた自分がちんけに見えた。
さて、この薔薇を供えたのは誰なのだろう。まさか、父か?