2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

光の雨

連合赤軍の内ゲバを描いた映画。2002年の映画『突入せよ!、「あさま山荘」事件』よりも前の2001年に公開されている。個人的には、過去に一時期連合赤軍ブーム*1が来ていたのだが、2年ぶりの連合赤軍ものだ。素直に原作である『光の雨(立松和平)』を映像化…

Hand Weight

スポーツクラブに入るつもりだったが、転勤の可能性があるので、とりあえず入会手続きは保留。オープンは8月20日頃とのことだが、それまでに段階的に入会金が上がっていく。海の季節であり、身体を他人に晒す必要があるから、とりあえず有る程度は恥ずかしく…

Victory Justice

アメリカ映画で描かれるナチスドイツや日本軍は、ステレオタイプな造形の悪役であることが多い。最近では、オウム真理教とか、連合赤軍などが狂気のカルト集団として描かれている。 敗者が「勝者の正義」によって裁かれるのはやむを得ないが、言論の自由が保…

防衛漫玉日記#1〜2(桜玉吉)

日記漫画。作者は、この後の『幽玄漫玉日記』では完全に鬱状態と化しているが、この作品中では、まだまだ家庭も崩壊しておらず、普通のエンターテインメント作品として受け止められる。防衛漫玉日記 (1) (Beam comix)作者: 桜玉吉出版社/メーカー: KADOKAWA(…

野牛の歌(白土三平)

ギリシア神話やアメリカンインディアン神話を下敷きにした漫画。白土三平名義だが、絵柄は弟の岡本鉄二。原初的な神話の世界を漫画によって視覚化するのは面白い試みだが、荒唐無稽で筋の通らぬ神話を几帳面に漫画家すると、大切なものが失われる気がする。…

Why don't you surprise me?

半可通な顧客を相手にすると「こちらは専門家なのだから、予算や要望だけを正確に伝え、あとは任せてくれれば、いい仕事をするのに」と思う。 だから、自分が何かをしたい時は、出来るだけ専門家にまかせるようにしている。上手くいけば自分がするよりも良い…

Relocation

まだ確定ではないのだが、沼津から浜松への転勤の打診があった。半端な時期ではあるのだが、玉突き人事の模様。 沼津の町自体は気に入っているが、友達が居ない。浜松の町自体には飽きているし、周辺に遊ぶ場所もないが、友達がいる。 ただ、浜松支店に転勤…

Dr.猫柳田の科学的青春#1〜2(柳田理科雄/筆吉純一郎)

蘊蓄漫画のはずなのに、内容薄すぎ。漫画的にもキャラに魅力がない。古本屋に叩き売ろう。Dr.猫柳田の科学的青春―空想科学大戦!SPECIAL EDITION (第1集)作者: 柳田理科雄,筆吉純一郎出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2002/10メディア: 単行本 クリ…

東京エイティーズ#4(安童夕馬)

80’s漫画。80年代の残り香の中に青春を過ごした身としては、多少なりとも共感出来るかと思って4巻まで購読してきたがやっぱりだめ。主人公達の行動に共感よりも反感が先に立つ。やっぱり、東京の大手私大の文系で、バブルを謳歌し、シーズンスポーツサークル…

Border Line

映画『サボテンブラザーズ*1』の中に、大好きなシーンがある。主人公3人組のうち1人が、自分の足下に線を引き、「男ならばこの線を越えて来い」と仲間達に言い放つ。仲間2人は、悩みつつも世話になった村人のために尽力することを決意し、その線を越える。こ…

鬼平料理番日記(阿部孤柳)

テレビドラマ『鬼平犯科帳』で料理を再現する仕事をしていた著者の料理ガイド本。ただ単に池波正太郎の描く料理を紹介するだけでなく、実際に再現していたのだから、説得力がある。どれもこれも食べたくなる。江戸時代は現代に比べ、流通が貧弱であり、食材…

Dress Code

私の幼なじみである某君と、私の元同僚である某嬢が今月末に結婚式を行う。彼らのエピソードはいずれまた日記に書くとして、問題は、結婚式とパーティーに着ていく衣装だ。 彼らはホテル内のチャペルで結婚式を行い、結婚披露宴は行わず、友人のみが集うパー…

幻の動物たち―未知動物学への招待#上(ジャン・ジャック・バルロワ)

いわゆるUMA(Unidentified Mysterious Animals)関係の本。トンデモ本と言うほどに電波を受信している風でもなく、それなりに真面目な本ではあるのだが、シーサーペントやネッシーの噂話や風聞を何の検証もせずに雑多に紹介している。こういう話は一次情報…

W21S

Sony-Ericssonから新しい携帯電話が発表された。高機能なのはいいが、EZナビウォークなんていらないし、133gもあっては重すぎる。デザインもいまいちだから、全然食指が動かない。Sony-Ericssonにはもっとスタイリッシュな携帯を作って欲しい。

Beast That Shouted Love at the Heart of the World

1971年からこの方、世界の中心ではけものが愛を叫ぶものと相場が決まっていた*1のだが、1996年には、けものは愛ではなく、アイ*2を叫んでいた*3。そして今では、一体何が愛をさけんでいるのか分からないのだが、このさけび声が一番大きいみたいだ*4。昔なが…

天水#上(花輪和一)

少女と河童の時代幻想漫画。「刑務所の前」「刑務所の中」でブレイクした作者の王道的な作品。主人公の少女は、様々な花輪作品に大同小異な造形で繰り返し登場してくる。ここまでステレオタイプなキャラクターを用いるのならば、手塚治虫の提唱したスターシ…

純喫茶のこりび#1(いとう耐)

本連載時には面白かったのだが、時を経て読むといかんせん面白味に欠ける。時事ネタを多く扱う『気まぐれコンセプト(ホイチョイプロダクション)』のコミックスが1巻以降出版されてないわけである。純喫茶のこりび 1 (モーニングワイドコミックス)作者: い…

Sports Club

うちの近所にスポーツクラブが新しく出来ると同僚に聞き、現地に出来たプレハブの申込用事務所を訪ねた。対応した女性に、「話を伺いたくて…」と切り出したところ、「で、どこが分からないんですか」と問い返される。だから、どこがも何もこちらは一から分か…

ナポレオン獅子の時代#2(長谷川哲也)

男臭いナポレオン漫画。『ベルサイユの薔薇(池田理代子)』なんかより、ずっと男心に訴えかけてくる。「グランダルメは世界一〜!!」。ナポレオン 2―獅子の時代 (ヤングキングコミックス)作者: 長谷川哲也出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2004/06/28メデ…

THE EDGE 新選組#2(工藤かずや/SHINYA)

雨後の筍の様な新選組漫画。工藤かずやが原作と言うことで期待していたのだが凡作。良いヤツは単純に良い男、雑魚キャラ、敵役は奇形っぽいくらいのデフォルメをされた外見で造形されている。中間で魅力的なキャラクターは描けないのか。The edge新選組 2 (M…

ザ・ダイバー

米海軍における実在した初の黒人ダイバーの物語。人種差別の現場に身を置いたことのない身としては、現実感がまったく感じられないくらいの人種差別が描かれている。白人集団への闖入者として黒人が描かれているため、同僚との友情はほとんど描かれていない…

Expedition

6月24日の日記*1に記した某君(以下N君)が東京からわざわざ三島まで訪れてくれたので、近所に住む某大学探検部OBの某君(以下M君)と共に対応した。前日にM君と電話で打ち合わせた折、未見のN君の容貌に対し、勝手に「Tシャツに大きめのザック、短パンで来…

澁澤龍彦 〜ユートピアふたたび〜

様々な人が澁澤龍彦とその著作について語る文藝別冊の特集ムック。澁澤龍彦は、私より少し年代のある種の人々にとってカリスマであり、私の年代でも、やはりある種の人々にとって特別な存在であった。それは青年期の麻疹の様な物なのかも知れないが、良きに…

ボクの初体験#1〜2(弓月光)

脳移植で男女の脳が入れ替わったコメディー漫画。この漫画が雑誌に掲載されたのが1976年、同様に男女脳移植をテーマとしたSF小説『悪徳なんかこわくない(ロバート・A・ハインライン)』の本国出版が1970年、日本語版出版が1976年である。弓月光が『悪徳なん…

Lost

携帯依存症候群というわけでもないが、携帯電話が身近にないと何だか、寂しさと言うか不安を感じる。会社、車内と探索したものの、見つからないため、昼飯時に昨夜食事したラーメン屋にて尋ねる。「忘れ物置き場に置いてないから多分ない。遅番の者が来たら…

Gundam’s

大阪のガンダムショップが本日新装開店。しかし、この「日本最大”級”」と言う表現がひっかかる。規模などは定量的に表せるものなのだから日本最大なら日本最大と記して貰いたい。何らかの指標のみで最大であるが他の指標では異なると言う意味ならば「売り場…

全日本妹選手権#6(堂高しげる)

最初は妹萌え漫画だったはずなのだが、いつの間にかオタク蘊蓄漫画と化している。この題名にしてこの絵柄の本を自分の本棚に並べたくはないのだが、オタク突っ込みネタがツボに来るからついつい買ってしまう。6巻では新選組までがネタとして扱われていた。確…

金魚屋古書店出納帳#2(芳崎せいむ)

漫画好きの、漫画好きによる、漫画好きのための漫画。作者の漫画に対する愛情が全編にあふれている。作者は私より少し上の世代なのか、扱われている漫画も少し古目でシンパシーを感じにくい。2巻では、『タッチ(あだち充)』が扱われていて、ここだけちゃん…

Lost

鍵や携帯電話、財布を良く紛失する。しかし、焼津の漁師さんが砂浜で携帯を拾ってくれてたり、朝鮮人のおばさんが携帯を拾って朝鮮語で応対してくれたり、と何故か発見され、ほんとに無くしたことはない。 今日も携帯をどこかに置き忘れたみたいだ。まぁ、会…

Posting

結婚式の引き出物は、あげる側にとっても、貰う側にとってもそんなに嬉しいものではなく、結婚業者を喜ばすだけの代物だと思う。3万円のご祝儀をあげて、5千円の引き出物を貰うくらいなら、その分を新婚夫婦の新生活資金にするとか、料理のグレードを上げる…