Tamano loupe

yano_zeon2007-08-01

私が理学部の学生だった頃、レポート作成のため、毎週の様に実験室に泊まり込んで顕微鏡観察をしていたものだ。
いつものように同級生5人ほどが集まったある夜、誰かが「精子を見てみよう」と言い出した。
真夜中でみんな煮詰まっていたし、精力があふれていたのだと思う。
ジャンケンに負けたヤツがトイレでスライドガラス上に精子を出してきた。
我々が使っているスライドガラスは生物用の凹みのあるヤツじゃなくて鉱物観察用の平らなヤツだったから、精子が横に流れてしまってカバーガラスをかけるのが大変だった。
そして苦労してプレパラートを作成して、鉱物用顕微鏡で観察してみたのだけれど、精子を確認出来なかった。
鉱物用顕微鏡の倍率(40倍程度)では足りなかったのだ。
月日が流れ、仕事の関係で光学機器を漁っていたところ、ひょんなところで「たまのルーペ」と言う商品を発見した。
http://atbox.jp/shop/tamanoloupe.shtml
なるほど、精子を見るには500〜1000倍の倍率が必要なのね。
勿論、即、注文した。
これで、あの日の悔しさを晴らすことが出来る。
でも、自分が種なしだったらどうしよう??
いまだに一回も孕ませた実績がないもんなあ。