501

もうかれこれ20年近く、Levi'sの501を履いている。サイズや色合いの違う501を何本か同時所有し、30inchの物をタイトあるいはスリムっぽく、31inchの物をルーズ感じで腰で履いている。意外と501だけでバリエーションを持たせられるものである。
先日、その内の1本の膝が破れた。
ナチュラルなダメージジーンズではあるのだが、「こざっぱり」を心がけている私としてはありがたくないので。新たな501を補充しにジーンズショップに赴いた。 欲しかったのは1ウォッシュくらいのウェスト31inch、レングス32inchの501。ところが、何軒か回ってもどこにもノンウォッシュかダメージジーンズしか見当たらぬ。
ジーンズが破れたから買い替えに来たのに、そこで破れたのを買って帰っては意味がない。自分が必要性を感じないダメージ加工のためにエキストラコストを取られ、1本3万円も支払うのはしゃくだし。とは言え、ノンウォッシュでは慣らしに時間がかかり過ぎるため、5軒程回った後、やむを得ず、比較的ダメージの少ないダメージジーンズを購入した。
新品を買って既に破れているのはまったくもって不愉快だ。普通のジーンズが欲しいだけなのに、何か、釈然としない。
私のこの感覚は今時の感覚とずれているのだろうか。