Cheshire cat

yano_zeon2006-09-10

昨日、今日の二日間、家事と仕事だけしていた。久々に和文英訳なぞしていると、英語がスパっと出てこない自分がもどかしい。いかに専門用語が異なるとは言え、プレゼン資料用の短文ごときチャキチャキと訳せるようにリハビリせねば。二日間、食事は全部一人きりだったし、会話も猫、病院の看護婦さん、病床の父親としかしていない。
猫も齢16にもなって猫又に近づいてきたのか、こちらの語りかけに「フミャア」と「ウーン」を使い分けて答えてくれる。猫と真面目に話している光景を知らない人に見られたら「危ない人」としか見られないだろうから、気を付けよう。
病状が悪化して、父親の口数も大分少なくなった。病室を去り際に呼び止められ、弱弱しい声で「ありがとうな」と言われた。強気で減らず口ばかりだった父親からそんな台詞が出るとは。そろそろ父親が患っているだけとの認識を改め、本格的に自分が家長であるとの自覚を持たなければいけないかも知れない。
3ヶ月前までは古い体質の会社の非管理職で気楽な一人暮らしをしていられた。ベンチャー企業の事業所長、病人の扶養家族持ちとなってしまったことを頭では分かっていても完璧には身に付いていないようだ。
「人は流れに乗ればいい」とシャアも言っていることだし、上手いこと流れに乗りたいものだ。