Winny

yano_zeon2006-06-07

一昔前、情報流出が問題となり、やり玉にあがっていたのはファイル交換ソフトWinnyである。マスコミはこぞってWinnyを叩き、企業や自治体も徹底的にWinnyを排除した。その結果、Winnyユーザーは減少し、Winny利用によって得られる利便性も減少した。その結果、更にWinnyユーザーは減少している。
Winnyは情報流出を促す」との考え方は一面の真実ではあるが、それならば、メイラーやブラウザはどうだろうか。いわゆるウィルス、ワームの類はメイラー、ブラウザを介して伝播することが多く、こちらによる情報流出も多く発生している。そう言う意味ではファイル交換ソフトも、メイラーもブラウザも変わらない。むしろ、ユーザー数の多さと歴史の古さから、ウィルス被害自体はメイラーを介するものが一番多いだろう。しかし、誰も「メイラー、ブラウザは情報流出を促す」からその利用を禁止しようとは言わない。メイラー、ブラウザ自体が悪いのではなく、悪意をもってウィルス、ワームを流布させる輩が悪いのであり、それに感染するような輩はPCに対する安全意識とスキルが低いと思われているからだし、ウィルス対策ソフト、パッチなども続々と出現している。
では、何故、Winnyのみがやり玉に挙がっているのか。それはマスコミ業界にとって不利益をもたらすからだ。そして、情報操作、イメージ戦略によって、Winnyの害を訴え、それが功を奏してWinnyは衰退している。国策?として情報操作するマスコミも、それをそのまま受け取る愚民共もまったくもって気に入らない。
意地でもWinnyを使い続けたい気分ではあるが、使い続けるも何も今までまったく使ってなかった。これから使ってやろうかなあ。