Foresight

yano_zeon2006-06-02

小さい頃、『宇宙戦艦ヤマト』に出てくる真田志郎に憧れていた。どんな事態にも動じず、「こんなこともあろうかとこれを用意しておいた。使え、古代」と言える用意周到さ。開発能力ではなく、その予見性に惚れたものである。使える科学者(技術者)とはこういうものだ*1
「起こりうるトラブルは必ず生じる」とはマーフィーの法則だが、そこまでペシミスト(Pessimist:悲観主義者)にならずとも、「生じる可能性の高いトラブル」には対策を講じておかずばなるまい。可能性を予見し得ないが故に対処出来ないことを人災と呼ぶのである。
さて、最近、健啖家であるはずの私が食欲不振である。ダーツをしていても楽しくないからあまり行く気もしない。宵っ張りで朝はいつも出勤にギリギリ間に合う8時まで寝ていたのに、ここ何日かは自然に7時頃に目覚めてしまい二度寝も出来ない。そして疲労感が溜まる。食欲減退、無気力、睡眠障害疲労感と言えば、鬱系神経症の典型的症状である。
ここしばらくは転職などで私的にも職場的にもストレスが溜まっており、ストレス耐性の高い私にとっても辛い状況となっていたのだろうか。日本人の3割が鬱病と言われている時代であり、鬱病など珍しくもない。そして、精神病の要因は「遺伝7割、環境3割」とも言われており、私の父も母方の叔父も鬱病を患っているから、私が環境要因によって鬱病を発症したとしてもまったく不思議はない。 神経症は初期治療が大切であり、精神病に至らせないことが肝要だ。その治療には休養、ストレス源の排除、環境ストレスの減少が必要であり、それで間に合わなければ投薬治療も視野に入れなければなるまい。
「こんなこともあろうかと」勉強しておいた神経症、精神病の知識が役に立った。とほほであるが、もっととほほな事態に陥らぬよう、セルフコントロールせねば。