The gift of the Magi

『賢者の贈り物（O・ヘンリー）』と言う短編がある。

詳しくは
http://www.netwave.or.jp/~wbox/dokenjan.htm
を読んで貰うとして、掻い摘んで言うと、

クリスマスのため、夫は時計を売って妻の髪飾りを買い、妻は髪を売って夫の時計のための鎖を買ったため、お互いの贈り物が無駄になった

との話である。

結果的な間抜けさだけ見ると「愚者の贈り物」とも取れるが、相身互いの思いやりが賢者なのだろう。

私は理系者の例に漏れず、機械好きである。
車も好きだし、オーディオもPCも時計も好きだ。

クリスマス前のこの時期、そんな嗜好を知っている男の友人から、義理返しのため、ちょっとしたプレゼントを貰った。

貰ったものは「ワインディングマシーン」。
自動巻の機械式時計を勝手に巻いてくれる機械。
これさえあれば、自慢のロレックスも、ブライトリングも、オメガも、フランク・ミュラーもとっかえひっかえ出撃可能だ。
メカ好き、時計好きの心を満たしてくれる、ちょっぴり贅沢で優雅で素敵な機械。

ちょっとした問題は...

私がまともな機械式腕時計を持っていないと言う取るに足らないことだけだ。