Initial D

yano_zeon2005-11-01

行きつけのダーツ場「ビリヤードK2」に「D・A・I」と言うダーツライブネームの少年が居る。
彼は、「ビリヤードK2」経営者夫妻の息子であり、店の三階にある自宅に居住している高校三年生男子である。
幼少時から父君(ビリヤード場経営者にしてビリヤード界の重鎮)にビリヤードの英才教育を受けていた彼は、現時点で高校生として国内トッププレイヤーの一人である。
http://www2.wbs.ne.jp/~nbashizu/2005.htm
そんな彼はビリヤードの間の手慰みとして、ダーツもちょびちょび投げていた。
ほんの3ヶ月程前には私とそう変わらない腕前であり、「メドレーって言うのは...」とかゲームの仕方などを教えて居たものである。
ところが、最近、急激に腕前が上昇して来て、K2のハウストーナメントでは上級者をバッタバッタとなぎ倒し(勿論、私など秒殺される)、常に上位入賞している。レイティングも10弱まで急上昇しており、Aフライト到達も間近である。

  • 幼少時からビリヤードで鍛錬しており競技者としての素地が身に付いている
  • 自宅のダーツマシーンで投げるため、ダーツライブフリープレイ状態
  • ハウストーナメントの賞金に対してハングリーであり、勝負に執着出来る
  • 自宅に居ながらにして上級者に揉まれ放題
  • ダーツに限らず、運動技能の習熟は成長期が一番効率がよい
  • 常にホーム環境(すぐ後ろに父母が控えている)である

との好条件に恵まれているにせよ、勝負強さ、上達速度には目を見張る。
惜しむらくは、究極の「自宅ダーツァー」である彼は、自宅以外でダーツを投げたことがなく、自分の腕前について無頓着であることか。
この状況、何かに似ていないだろうか。そう、人気漫画「頭文字D」の主人公「藤原拓海」に似ているのである。
ストーリーを知らない方はこの「頭文字D」と言う単語をクリックしていただくとして、ドライバー、ダーツァーの差こそあれ、「ホームで無類の強さを誇る高校生」との要素は同一である。「頭文字D」では「こいつを他の峠に連れて行ったら...」と画策する友人、先輩の期待と不安を尻目に、他の峠でも主人公はその腕前と才能を証明する。
さて、賢明な読者諸君はここまでお読みになったら私が何を言いたいのかお分かりだろう。
そう、私は「頭文字D」の池谷先輩よろしく、D・A・Iを他のダーツ屋や大会に連れて行きたいのである。無論、彼のゲーム代、エントリーフィーくらい負担してもかまわないし、運転手の労も惜しまない。
丁度D・A・Iの頭文字もDであるから、この企画を「プロジェクトD」として発動したい。参加者、賛同者募集!!