新・子連れ狼 #1〜2(小池一夫/森秀樹)
時代漫画。大傑作、『子連狼』の続編。 1巻の後書きに「(森秀樹の画力は)小島剛夕に比肩すべきもない」との小池一夫の言が載っていたが、現時点では確かにその通り。しかし、1巻の最初では旧作の模写のようだった絵柄が、巻を進めるにつれ、森秀樹の本来の絵柄に近付いてきた。無理して旧作に近づけるよりもこの方が望ましい。内容的には、旧作に比べ、頁あたりの情報量が少なく、カタルシスも及ぶべくもない。小島の老い故か、森の画力故か。拝一刀に代わる新親狼は示現流の東郷重位。『薩南示現流(津本陽/とみ新蔵)』の東郷重位と比べ、史実から離れて暴れてくれるのだろう。大傑作の続編は難しいのだろうが、今後に期待。
- 作者: 小池一夫,森秀樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/09/30
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