Marriage ceremony

私の中・高の同級生と私の元同僚の結婚式。二人が上手く行けば私のおかげだし、上手く行かなければ二人の相性や甲斐性のせいなのは言うまでもない。15時30分から受け付け開始と言うことで15時25分頃に着いたのだが、ロビーに居るのは高校の同級生の某君のみ。新郎新婦は時間にルーズだが、その友も皆類ならんや。宮崎から来た新婦の妹が一人で受付を行っており、新婦の親戚筋以外は不如意だとのことで、急遽受付補助に回る。
新郎新婦共に無宗教なのに、新婦がウェディングドレスを着たいが故にチャペルで結婚式。現代日本で宗教的無節操さを嘆いても始まらない。流暢に日本語を操る白人系の神父が式進行。キリスト教のルーツと言うことならヘブライ系の方を尊重するはずなのに、ゲルマン・ノルマン系コーカソイドをありがたがるのは何故か。宗教の発生地や伝播経路の国の人をありがたがるのならば、インド人僧侶や中国人僧侶をありがたがっても良いはずだが、仏式の葬式や結婚式でインド人僧侶も中国人僧侶も見たことがない。日本人の欧米至上主義や白人へのコンプレックス及び羨望の念が顕在化しているのだろうか。聖歌隊のおばちゃんを見て、頭の中をドリフ聖歌隊のイメージが巡る。賛美歌斉唱とのことで歌詞カードを渡されるが、我が美声を披露するのも勿体ないので口パクすらせずに沈黙。式後にはおきまりで、ホテル内のチャペルから正面玄関までの100m程を新郎新婦がリムジンに乗る。
式を17時に終えた後、20時のパーティーまで時間があるので、少し街中を散策。某君と最近話題にしていたブライトリング*1の腕時計を見に時計屋に行くと、丁度イベント中。大量のブライトリングを見たのは始めて。パイロットクロノグラフと言えばブライトリング。お目当てのオールドナビタイマー黒盤、黒革ベルト48万円を今なら42万円と言われるが、いまだ夏のボーナスすら出ない身としてはとても手が出ない。
花束を受け取り早目に会場入り。準備や受付に忙しいのに某嬢から「降車場まで迎えに来い」と携帯で連絡が来る。レディーをエスコートするため、暑い中走ってビル8階の会場から降車場へ。レディーをレディーたらしめるため、周りの人間は相応の対応を強いられる。レディーはなるものではなく作られるものなのだ。
開始時間の20時になっても新郎新婦が到着しないので、しばし歓談。参列者約40人のうち、新婦の旧友である3名以外は全て知己であるが、この3人だけがぽつねんと孤立しているので接待係として対応。その間某嬢はつまらなさそうに過ごしている。レディーを自称するのならば、パーティーの華とは言わぬまでももっと社交性を身につけて貰いたい。責務を果たさない者には特権は与えられない。また、5年ぶりくらいに会った某坊主の細君に「老けた」と言われる。旦那の体重管理も出来ずにぷよらせてる女に老けたとか言われたくないやい。
新郎新婦、一時間遅れで到着し、司会進行として、挨拶、祝辞、祝電紹介、ビンゴ等せわしなく進める。22時30分パーティー終了。
三次会として居酒屋に行くも、シンデレラの様に門限のある某嬢を送るため、途中で退出させていただく。うちの父いわく「男なら飲み会には最後まで付き合え」とのことだがやむなし。