Identity

災害は飯の種。
台風一過の今日、災害調査のため、伊豆中をドライブ。山に登り、水を計り、斜面にとりつく。
しかし、私はほんとにこんな仕事をしたかったのか。地質学は好きだったし、専攻していたが、土木とか、災害とか、建設とかには興味がなかったはずだ。
小器用にこなせるから、糊口をしのぐことは出来るのだが、それだけでいいのか。
他人には「自分のしたいことをすればいい」なんて偉そうに言うが、自分が本当にしたいことは何なのだろう。自分は何が好きなのだろう。
自分が何を必要としているのかよりも、必要とされているかどうかを行動規範にしてしまっていることに気付く。
他人に必要とされることは、自身の立脚点を客観視、相対視することにつながり、自信の回復、アイデンティティーの確立に有効な方法である。
しかし、自己を絶対視し、己の意志でアイデンティテーを構築出来なくばなるまい。自己のアイデンティティーの確立を他人だけに頼ってはいけない。
もっと、自分と対話しなければならない。