Death

朝、某君より御父君が急逝されたとの報。前日の夜、普通に過ごしていて、朝起きてこないので起こしに行ったら亡くなっていたらしい。
先週の日曜日、某君宅での餃子パーティーに招かれた際、普通に挨拶を交わしたのに。
彼は、ぽつりと「死んで行った身としても、残される身としても、ポックリと、闘病、どちらが幸せなんでしょうかね」と漏らした。
私の母は、三年程の闘病生活をした末に亡くなっっており、彼はその過程をつぶさに見ている。闘病しながら、少しずつ弱っていく母を見ながら、為すすべもなかったのだが、看病などは行えた。
彼の場合は、まだまだ大丈夫と思っていたのに急逝である。やるせない後悔がある様だ。
どちらが幸せなのかは分からない。それに、どちらが幸せだと結論が出ても、大概の場合は自分で選ぶことは出来ない。
しかし、もし、自分に選べるのなら、ある程度の年で倒れ、一週間〜一ヶ月ほど身辺整理をし、家族や知人に別れを告げながら、安らかに逝きたい。
いや、腹上死もいいな。