Resort

社員慰安旅行でリゾートホテル*1でフランス料理を楽しみながらワインを味わってきた。
当社にとっては不相応な一夜だった。値段が不相応だったわけではない。

  • 浴衣やサンダルでディナーに現れた一団はギャルソンに追い返された(ネクタイをしていたのは私だけ)
  • 年輩社員は、ソムリエがワインリストを持ってきても、「とりあえずビール!!」と叫んだ
  • ワインのテイスティング(ホストテスト)をしていると「あいつは本当のフランス料理を食べたことがない、みんなに注がれる前に一人だけワインを飲んでやがる」と言われた*2

他にもいろいろテーブルマナーに反していたのだが、マナーを心得ない者達にとっては痛くも痒くも恥ずかしくもなく、マナーを心得た者達のみが赤面する次第。
大体、仕事が終わってから、どたばたと赴き、翌朝チェックアウトするのなら、リゾートホテルに行く意味がない。プールもテニスコートも使えないし、くつろげない。
フランス料理のマナーを知っていれば偉いと言うのでなく、自分達のスタイルに合った行動をすべきかと思う。本人が楽しめればいいとの割り切り方もあるが、自分が彼女と共にリゾートホテルで正装してディナーを楽しんでいた時に隣で酔っぱらい親父がくだ巻いてたら、と考えると、回りにも目を向けるべきだろう。
次は、日本の伝統的な社員慰安旅行に行きたい。
仕事を無理矢理終わらせて、大型バスなどで温泉ホテルに赴き、浴衣で大宴会場に集まる。社長の訓辞などを拝聴した上で「今夜は無礼講」だからと乾杯。無論、料理は冷めきった宴会料理で、刺身は乾いてる。女性は酔った上司にセクハラされ、新人は「俺の酒が飲めないのか」と絡まれる。二次会は徹夜麻雀組や風俗組、カラオケ組などに分かれ、社内不倫カップルはいつのまにか姿を消す。
こんな伝統的社員旅行の世界を体験してこそ、趣向にもこだわれるものだろうから、行ってみたい。
旅行に行く金があるのなら給料上げろ、と言う本音はおいといて。

*1:http://reserve.resort.co.jp/reservation/CMC/INWS0620.html

*2:テイスティングを終えなきゃ、皆のとこに注げないでしょうに...。