Expectancy

映画の評価は、絶対的な評価や、他作品との相対的な評価よりも、前評判や期待との相対的な評価で行われることが多い。「期待してなかったのに面白かった」「なんか思ってたほど面白くなかった」等の台詞を良く聞く。これは漫画や文学作品、レストランや女性の評価にまで使われる評価方法だ。
多分に、素人には、絶対的な評価をするには自信が、相対的な評価をするにはデータの母集団が不足しているからなのだろう。
また、人間、覚悟をしていると大概のものに耐えられるものだ。同程度の衝撃のはずなのに、正面衝突した側の乗客は無傷で済み、予期せず後方や側面から衝突された側の乗客はむち打ちになったりすることが好例であろう。
この前ふりで何が言いたいかと言うと
「歯医者さん、激しい治療をする時は前もって言ってくれよ!!」
ってこと。
歯を抜き、歯肉が固まって来て「次回はブリッジの型を取ります」と言われてはいた。型を取るだけだとたかをくくっていたら、麻酔をたっぷりかけて抜けた歯の左右の歯をゴリゴリしまくってくれた。
唇は腫れるわ、歯は原形を留めていないわ...。わかっていたら覚悟もしていたし、通院前に食事をすませておいたのに。食事はうまくないし、唇の感覚がないから食事中にぼろぼろと飲食物をこぼしてしまったし。

プリズンホテル#3,#4(浅田次郎)

平日の夜なのに勢いづいて一気に二冊。後出しジャンケンのような「泣ける回想シーン」は卑怯だよな。それは今泉伸二の常套手段だよ。しかも、小さい時の家族ネタ。まあ、卑怯だが一気に読了出来たのだから十分に面白かったということだ。

プリズンホテル 3 冬 (集英社文庫)

プリズンホテル 3 冬 (集英社文庫)

プリズンホテル 4 春 (集英社文庫)

プリズンホテル 4 春 (集英社文庫)