今月頭から会社が引っ越して、新築で最新の研究棟に入居した。
夜中に研究棟の殺風景な廊下を歩くと、大学院の頃を思い出す。
今日の昼食は、隣接する静大工学部の学食でカレーを食べ、生協を冷やかした。
雑然とした昭和チックなキャンパスを闊歩していると、学部の頃を思い出す。
そうして、学生時代を回顧しているのに、同行した部下達から「矢野さん、いかにも大学教授って感じですよね」なんて言われた。
寝癖頭で、眼鏡君で、ブレザー、ノータイ、ボタンダウンのストライプシャツなんていでたちだったからそう言われたんだろう。
自分では学生気分で居ても、とうに教員の年齢になったことよ。
