Masochism

yano_zeon2007-01-15

アンリ・ファーブルは『昆虫記』の中で「一分間さえ休む暇のないときほど私にとって幸せなことはない。働くこと、これだけが私の生き甲斐である」と述べている。
土日共仕事をして今日もビジネスホテル暮らしの身なのだけれども、とてもファーブルの境地には達せられない。とは言え、職業選択の自由のある世の中で、自分の選んだ仕事をしているのだから愚痴をこぼすのも筋違いではある。
せめて、「仕事が楽しみならば、人生は楽園だ。仕事が義務ならば、人生は地獄だ(ゴーリキー)」と思い、出張の合間に地方の美味い物を食べている。しかし、仕事の合間や、仕事を終えた後の報酬に喜びを見いだしているようではまだまだである。
ゴールではなく、ハードルを越えること自体に喜びを見出さねば。