Result and gain

働いて結果を出したら結果を出した分だけ賃金に反映されるかと言うと、少なくともサラリーマンはそうではない。任意の組織あるいは業界の中では、以下の数式で労働成果と賃金の関係があらわされるのではないだろうか。

  • G=√R

ここに、
R=平均的な労働者の労働成果を1とした場合の労働成果
G=平均的な労働者の賃金を1とした場合の賃金

すなわち、他人の倍の成果を出しても賃金は1.4倍程度しか貰えないが、他人の半分の成果しか出さなくても7割程度の賃金は貰えることになる。
そう考えると、労働成果Gが少ないほど労働効率(R/G)が良く、労働成果Gが多いほど労働効率(R/G)が悪い。だから、賃金だけを考えるとまじめに働くのが馬鹿らしくなり、有能な人材ほどそこそこしか働きたくなくなる。
しかし、賃金に反映されずとも、良く働けば、その人間には力が付く。力が付けば、前述したR、Gの基準値を高いところに設定した組織を起したり、属したり出来る。エゴを通すためには実力が必要なのだ。そう考えると、そこそこの力でしか働かないのは勿体無い気がする。
こんな理屈で、労働を自分に納得させているのだよ。