Bruce Weber

yano_zeon2006-05-14

何ヶ月かに一度、アメリカからAbercrombie & Fitch(アバクロ)のカタログが届く。WEBで注文出来るようになる前、私が学生の頃、アメリカやイギリス、フランスから山岳用品やケイビング用品のカタログを取り寄せ、辞書首っ引きで注文をしていた頃を懐かしく思い出す。WEBでいつでも最新の商品ラインアップが閲覧出来る(http://www.abercrombie.com)とは言え、やはり紙のカタログのページをめくるのは心が躍る。
アバクロのカタログは、私の中ではPatagoniaのカタログ、National Geographicと共に「三大かっこいい写真冊子」と認識されており、心中いつかはこんな写真を撮りたいものだと願っている。アバクロのカタログの表紙は大概、半裸の白人男性が飾っている。アパレルのブランドなのに、服を着ていないのは自信の裏返しなのだろうか。
これらアバクロの表紙写真を撮り続けている写真家は、Calvin Kleinのファッション写真も撮っているBruce Weberと言う写真家である。何か見覚えがあると思っていたら、私が15年程前に一目惚れして着ていたAIDS防止キャンペーンTシャツ「SAFE SEX IS HOT SEX」を撮影した写真家でもあるらしい。美術関係に興味はあれど、自他共に認める頭でっかち、理屈と知識先行型おたくであるから、普段は感性だけで興味の対象を決定出来ない。おたくには理論武装が必要なのである。Bruce Weberについては名前も知らない時に一目惚れしていたし、ちょっと愉快なことに、著名なゲイでもあらせられるそうで、ファッションゲイを目指す私にはうってつけである。
Bruce Weberの写真集でも購入してみようかと思う。