Letch

女性と会う際には、普段より数段身だしなみに気を使うし、不要だと思っても部屋の掃除などもしておく。これを下心と言う無かれ、「いざ鎌倉」の心構えと思って頂きたい。
女性とことに及んだ際に、女性の下着が上下揃っていなかったり、むだ毛の処理がされていなかったりすると寂しくなる。全ての女性が毎日下着を揃えたり、むだ毛を処理しているわけではないのは分かっているが、であるがゆえにこそ、わざわざそのように気を使って貰えるのが嬉しい。
さて、本日、一日引きこもっているのも何なので、夜にはゲイバーでも訪問しようかと企んだ。「ゲイにもてよう」との下心があるのだから、有る程度身だしなみに気を使うのは当然としても、無意識に、まるで意中の女性との逢瀬のように、下着にまで気合いを入れ、部屋の掃除までしてしまった。もしや、深層心理で、男性とことにおよぶのを期待しているのか。まさかそうではあるまい。ゲイとの出会いに対して精神や肉体が女性との出会いのパターンと錯誤しているだけなのだ。と思う。そう信じたい。いや、そうだよなあ…。
大学時代にはサークルで毎年ゲイバーの出店を出しており、ホステス(ホスト?)を勤めていたが、観光ゲイバーではなく、本物のゲイバーに行くのは緊張する。さすがに襲われたりもしないだろうが、会話がもたなかったりするとつらい。某メガネ屋の主人に誘いの電話をしたところ、本日は外せない所用があるため、是非また後日、とのことで、ゲイバー訪問は暫時延期。