Quality and Quantity

情報において重要なのは、質×量であり、量だけで議論すべきではない。とは言え、質を計るよりも量を計る方が安易であるため、いきおい、量のみに注目してしまう。
雑誌などを見る際に、気になるのは、ボリュームと値段だ。ページ数/単価は、とても簡便で明確な指標である。
このところ、私が定期購読しているいくつかの雑誌の内、二つが大きく量的に変化している。
一つは角川書店が発行している『ガンダムエース』で、創刊6号になったが、6号は創刊号に比べて約2倍の厚みとなっている。値段は変化していない。
もう一つは講談社が発行している『コミックアフタヌーン』で、創刊10年以上になろうが、最盛期の約半分の厚みとなってしまった。こちらも値段はほとんど変化していない。
これが雑誌の栄枯盛衰と言うものか。
とは言うものの、よく考えれば、いまだにページ数/単価は、『コミックアフタヌーン』の方が上なんだよな。